フランツ・カフカ『絶望名人カフカの人生論』を読む/ネガティブなのに、前向きになれる本

本日は、フランツ・カフカ著、頭木弘樹編訳の『絶望名人カフカの人生論』をご紹介します。

最近うまいくいかない、今とても落ち込んでいる。そんなときにこそ開きたくなる、とっておきの一冊です。

『絶望名人カフカの人生論』とは?

この本では、フランツ・カフカの残した数々の名言が、頭木弘樹さんの解説と共に紹介されています。

フランツ・カフカとは、オーストリア=ハンガリー帝国領プラハ(現在のチェコ)出身の作家です。代表作は、『変身』や『城』などがあります。

編訳を担当している頭木弘樹さんは、筑波大学卒業の文学紹介者です。他にも『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』など、さまざまな著書があります。

『絶望名人カフカの人生論』を読んだ感想

ネガティブなのに元気がもらえる

「え、そんなことまで心配しているの?」と、思ってしまうほど、自虐的で後ろ向きな文章です。私は共感はできませんでした。(もしかして、実はポジティブだったのでしょうか。)

あまりにもネガティブで、でもそれが逆にクスッとしてしまう。そんなパワーがこの本には詰まっています。

頭木弘樹さんの解説と共に、少しずつ前向きになれる。そんな本です。

核心を突いた文に思わず納得

ミルクのコップを口のところに持ちあげるのさえ、怖くなります。

そのコップが、目の前で砕け散り、破片が顔に飛んでくることも、起きないとは限らないからです。

ミレナへの手紙『絶望名人カフカの人生論』(フランツ・カフカ/編訳:頭木弘樹)より引用

このような手紙が届いたら、私ならきっと笑ってしまいます。だって、普通に生活していたら、起こるはずないじゃないですか。これは考えすぎでしょう。

しかし、人は不安になるとつい考えすぎてしまうもの。考えすぎて結局、些細なことでも行動できなくなる、なんてことはよくある話です。

なるほど。納得してしまいました。

すらすら読める手軽さ

名言集ということもあり、テンポ良く、すらすらと読み進めることができます。通勤中のちょっとした時間や、寝る前に丁度良いです。あと、落ち込んであまり力がでないときも。

『絶望名人カフカの人生論』をこんな人におすすめしたい

  • ネガティブすぎる人に興味がある人
  • ちょっとした空き時間で本を読みたい人
  • 明るい話から離れたい人
  • ここ数日、うまくいかずに凹んでいる人

お仕事でミスを連発した。家族と喧嘩してしまった。そんな駄目な日は、この本がそっと寄り添ってくれるはずです。

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